こんにちは!この記事では、学習効果アップのために大人が意識すべきポイント 4)「音読バリエーションを持っておく」 についてご説明します。
音読バリエーションを持っておく
英語学習は長い道のりです。タブレットを活用しても毎回同じスタイルで音読させていたのでは子どもは飽きてしまい、音読効果を上げることができません。
音読についてご著書もある、立命館小学校・正頭英和先生は音読学習についてこうおっしゃっています。
「音読は最強の学習法。だけど、なんとなく音読しているようでは、英語は定着しません。目的別に音読し、発音を正して聞く力、話す力をつけ、暗唱することを目的とする必要があります」
立命館小学校・正頭英和先生
本来は発音などをチェックしてくれる訂正者が必要ですが、カラオケEnglishの録音セクションはお手本と自分を比べて「その発音は、間違っているよ」と自分で認識できるので、アプリが訂正者の代わりになるとおっしゃっています。
以下は正頭先生の教えをベースにして組み立てた、カラオケEnglishの音読法です。
生徒が飽きない7つの音読スタイル
・3、4年生は以下1~3で「音真似」中心に練習をし、発音を上達させましょう。
・5年生は1~6で、文字を追えるまで練習しましょう。
・6年生は1~7で 読む、書く力の基礎を作るように練習しましょう。
※使用するセクションは、下記の色に対応しています。
1.全部カラオケ(赤・緑・青〜全ステップ)
ポイント解説も含め、全てのステップをクリアーしてスタンプを集めさせる。
2.録音トワイスカラオケ(赤・録音ステップ)
発音セクションだけを、何度も繰り返し真似して発音を上達させる。
3.シャドーイングカラオケ (緑・字幕オフ)
すぐに後を追わせて音読するシャドーイング→聞く耳を育てる。
4.指なぞりカラオケ(緑・字幕オン)5年生、6年生
黄色い字幕をなぞって聞く→音声と文字を繋げさせる。
5.上見てカラオケ(緑・字幕オン)
まずカラオケを見ながら音読→次に上を見て(タブレットなど見ずに)同じ文章を思い出して暗唱を促す。
6.思い出しカラオケ /ペアワーク(緑・字幕オフ)
まずは練習→イラストを見て、英文完コピ音読する。
7.カラオケ・ライティング(青・字幕オン)6年生
音読をしたあとに、ドリルを活用。スペリングは間違えてよいので、文字に慣れさせる。
※字幕のオン・オフは、目のマークで切り替えることができます。

正頭英和先生
立命館小学校教諭。1983年、大阪府生まれ。関西外国語大学外国語学部卒業。関西大学大学院修了(外国語教育学修士)。京都市公立中学校、立命館中学校高等学校を経て現職。全国で学級づくりや授業方法・小学校英語のワークショップなどを行っている。“教育界のノーベル賞”といわれる「Global Teacher Prize 2019」(グローバル・ティーチャー賞)のトップ10に、日本人としては唯一ノミネートされた。
・著書
60の技で4技能を圧倒的に伸ばす英語授業の裏技指導書
・音読指導アイデアブック
子供の未来が変わる英語の教科書