こんにちは!この記事では、学習効果アップのために大人が意識すべきポイント 6)「英語の特徴を理解しておく」 についてご説明します。
英語の特徴を理解しておく
小学校の外国語活動は、中学で英語を学ぶ子どもたちに準備をさせてあげる期間です。
親や先生が英語という言語の特徴を心に留めておくことで、英語学習をナビゲートしやすくなります。
以下3点に留意しましょう。
①中学文法は計算と同じであると認識する
中学で学ぶ英語は、計算と同じようなものです。
be動詞が足し算なら、助動詞が引き算、一般動詞が掛け算、一般動詞過去形が割り算のような存在です。小学校を卒業し中学1年になると、それらの計算を可哀想なほどスピーディーに学んでいくこととなります。
できれば小学校時代に英語の足し算、引き算くらいまでできることを目指すと、中学校で子どもは楽になります。
②「誰」が「何をした」を伝える言語であると認識する
英語圏はいろいろな人種の集合体であることが多いためか、英語では「誰が、何をしたか」つまり主語、動詞が明確にします。
日本語で「夕ごはんたべたよ」は、英語では必ず、 I(誰が) ate(食べた) dinner(夕ごはんを)となります。
英語においては、必ず「誰が」「何が」という主語を文の頭にもってくることに慣れてもらえるよう、心がけましょう。
③人が変わると動詞が変わることを認識する
小学校英語でもI am a boy. You are a boy. He is a boyと、主語が変わればbe動詞が変化をする例文が出てきます。I play the piano. She plays the pianoと、主語が変わればplayにsがついたりする一般動詞三人称単数の例文も出てきます。
詳しい説明をする必要はありませんが、「誰が」が変わると「何した」を示す動詞の形が変わるという英語の特徴を、教える側が認識しておくことは大切です。
④時が変われば動詞が変わる(時制)ことを認識する
中学で学ぶ英語の要は「時制」です。英語では「今のこと(現在)、前のこと(過去)、先のこと(未来)」を話すかで、動詞の形がクルクル変わります。
例えばdrinkという単語だけでも、以下の表のように変化します。
<先生用の9つのチャート画像>
小学校6年の教科書では、過去形例文が出てきて、I swim はI swam、I go は I wentと変化することを学びます。「難しいのでは」と心配になるかもしれませんが、中学で学ぶのは表の中の番号1から順番に6までとなります。
中学ではたくさんの動詞の変化を学びます。「小学校で過去形を学ぶのは難しいだろう」と壁を作らず、「時が変われば動詞の形がかわるんだよ、面白いね!」と気楽に構えてあげることも重要です。
先生は、教えるプロ、そしてコミュニケーションのプロです。
デジタル教材のサポートがあれば、英語を教える際の心配は不要です。楽しい英語の世界に子どもたちをナビゲートしてあげてください。