こんにちは!この記事では、学習効果アップのために大人が意識すべきポイント 2)「4技能を目的別に学ばせる 」についてご説明します。

4技能を目的別に学ばせる

 子どもに効果的に学ばせるには、親や先生が「英語のこんな技能をつけてあげよう」と目的意識を持って、カラオケEnglishの各セクションをご活用いただくことが大切です。

A「聞く」力をのばす目的→<復唱とシャドーイング/フォニックス>

B「話す」力をのばす目的→<録音とイラストだけの自由トーク>

C「読む」力をのばす目的→<アルファベット→なぞり読み→自力音読>

D「書く」力をのばす目的→<アルファベット→単語→文章のトレース>

A「聞く」力をのばす目的→<復唱とシャドーイング>

「聞いているだけ」では「聞く力」は手に入りません。赤ちゃんは「ウーウー」と意味を伴わない声を発しますが、それは音を真似している行為だと言われています。

 英語が読めない子どもも、モデル音声を真似して「似た音」を発する必要があります。

真似して練習する方法には、

1「復唱する方法」と、2「シャドーイング」の2つの学び方があります。

学び方1)復唱させる方法(一人で、授業ならばコーラスリーディングをさせる)

・活用セクション Listen(青)・Repeat (緑)

・字幕      オフ

 復唱はモデル音声を聞いたあと、すぐにリピートして声に出す方法です。

1~4年生くらいならば、カラオケEnglishの字幕をオフにして、「聞こえた音をリピートする」のがおすすめです。

音声だけを聞き、イラストを見て「意味を感じる、推測する」訓練をしていきます。

例)小学3年生のHow are you?と聞いたり答えたりするUNITです。

音声だけを聞いて推測する
小学3年生コース

I’m hot. (暑いなあ)という発音は「アィムハァートゥ」と聞こえます。

子どもはイラストを見て「このロボット、暑そうだな?→ハァートゥって音は、ホット?暑いってことかな?」と意味を推測します。

意味をなんとなく推測しながら復唱することができます。

学び方2)シャドーイングさせる 

・活用セクション Listen(青)・Repeat (緑)

・字幕      オフ

 子どもが真似する音声がモデル音声に近づいてきたら、「聞き取れるようになっている」ということです。次はちょっと難しい「シャドーイング」にトライしてもらいましょう。

シャドーイングとは、「流れてくる音声を、影(シャドー)を追うように瞬発おかず真似しはじめる」という学び方です。

 英文を聴き終えてから復唱するより、英語のリズムや発音、イントネーションに集中することができます。大人がやっても疲れますが、音に集中し、一つ一つの単語の存在を際立たせるには最良のトレーンング法です。

例)小学5年生の、値段を聞いたり注文したりするUNITです。

What would you like?(何がよろしいですか?)という英語が聞こえてきます。

すべての文章が終わって復唱するのではなく、Whatと流れてきたら、文章が終わる前に、音声を真似しはじめます。

「聞きながら真似して声をだす」を同時にすることがポイントです。

小学5 unit8-5 シャドーイング
小学5年コース

学び方3) フォニックスでアルファベットと発音の関係を学ぶ 

カラオケEnglishには、フォニックス学習のUNITがあります(ジュニア入門コース)。

フォニックスは「アルファベット」と「発音」の間にある法則を学ぶこと。ローマ字を習った時に覚えた「日本語英語発音」を正しいものに調整していきます。

例)アルファベットのOはローマ字を習うときに「オー」と習いますが、

英語の発音では「ア」と発音する傾向があります。(発音に関しては別の記事でお伝えします)

アメリカ英語のアルファベット発音のパターンを学びます。

ジュニア入門Unit4フォニックス
ジュニア入門

B「話す」力をのばす目的→<録音とイラスト活用>

「聞いているだけ」では絶対に「話す力」は手に入りません。伝わる発音で声を出す練習をする必要があります。

学び方1)録音してモデル音声と比較させる

・活用セクション Record (ピンク)

・字幕      オン

 伝わるように話すためには、ネイティブが理解できる発音を身につける必要があります。Recordセクションの録音では、モデル音声と自分の声を聞き比べることで、発音の上達を目指します。

違っていたら、もう一回聞き比べることを促してあげましょう。(発音を訂正するときのコツも後の記事でお伝えします。)

「お手本の声と同じようになってきたね」「もう1回トライしてみる?」と声がけをしてあげることも大切です。

例)ウッジュライヵ~?という音が流れたら、モデル音声を真似して発音し、録音します。

小学5年生コース 録音
小学5年コース

学び方2)イラストを見て覚えた文を発表させる 

・活用セクション Repeat (緑)

・字幕      オフ

「話す」ことと、音を真似して「復唱する」のは違います。話すためには、覚えた単語やパターン例文を、人に伝わる発音で言う必要があります。

字幕をオフにしてイラストだけを見せ、「思い浮かんだ英語を言ってみよう」と声がけしましょう。脳のなかに蓄積された情報を引き出す体験となります。

授業では、ペアワークで活用できる方法です。

例)イラストを見て、このUNITで学んだ “What would you like?” ウワッウッジューラィク?や、”I‘d like a burger, please.”  アイドゥライカブァーガァープリーズと言えるか、チェックします。

単語一つ一つの意味はわからなくても大丈夫です。

フレーズごと。そらで言えるようになってもらいましょう。

イラストを見て覚えた英語を言う
小学5年コース

C「読む」力をのばすには<アルファベットなぞり読み自力音読>

「読む」学習は、「聞く・話す」技能がある程度ついてから始めましょう。       

学ぶ順番は、1「アルファベット」→2「なぞり読み」→3「自力音読」という順番で進めます。

学び方1)アルファベットを学ぶ、アルファベットの音を学ぶ

・活用セクション アルファベットUNIT フォニックスUNIT

・字幕      オン

カラオケEnglishでアルファベットのUNITを学習します(ジュニア入門、小学3、4、5年生コース)。

代表的な単語を、音声と一緒に復唱します。

真似するのが上手になったら、次に音声をオフにして、「どれが a かな?」と指差してもらうようにします。

アルファベットになれよう
小学4年コース
アルファベットになれよう
小学3年コース

学び方2)単語を指でなぞらせ、音と文字を合体させる

・活用セクション Repeat (緑)

・字幕      オン

 カラオケEnglishでは、再生される音声と同時に、文字が黄色に変化するようになっています(カラオケテロップのような働きを入れたので「カラオケ」Englishです)。

 これは「親ごさんが絵本を読むときに指でなぞって読み聞かせをする」効果を作ります。

子どもにも「黄色くなった文字を指でなぞって、文字と音声を合体させよう」と促して、文字を指で追いかける練習をさせてみましょう。

 なぞり読みをするときは、声に出すことより、「指で文字をなぞること」に集中することが大切です。

例)ワズ、という音といっしょにwasをなぞる。なぞること(読むこと)に集中し、声は出さなくてよい。

小学3Unit2-2
小学3年コース

学び方3)音声オフで、字幕自力音読をさせる

・活用セクション Repeat(緑)

・字幕      オン

・音声      オフ

 少し読めるようになったら、モデル音声の力を借りずに音読する練習を始めましょう。

 タブレットやパソコンの音量はオフにして、文字を指でなぞり、音読させます。カラオケ字幕の文字スピードは早めなので、黄色い文字と一致して読めている必要はありません。

 一つの単語でも自力で音読できたら、ほめてあげましょう。

D「書く」力をのばすには<アルファベット→単語→文章のトレース>

 小学校5、6年生くらいで音真似が上手になり、多少は読めるようになったら、以下のステップで書く練習を進めましょう(3、4年生から書く時間を作る必要はありません。まずは音を真似できるようになることが優先です)。

学び方1)アルファベットを真似して書かせる

・活用セクション 各コースのアルファベットUNIT

・字幕      オン

 ノートを作って、小学生コース、ジュニア入門コースに入っているアルファベットを真似て書かせましょう。

学び方2)単語を真似て書かせる

・活用セクション ポイント解説または単語カード

 アルファベットが認識できるようになったら、単語を書き写す練習をしましょう。

「ポイント解説」(音声解説)に入っている単語は、小学校のうちに触れておきたいものです(600~700語に触れるのが目標です)。

音声を聞いたあとに、ノートに書き写していきましょう。

単語を真似て書く
小学3年コース
単語を真似て書き写す
小学3年コース

学び方3)(学校版のみ)ドリルの文をトレースさせる

・活用コンテンツ 小学5、6年生ドリル

 学校版の5、6年生コースには、薄く書かれた文字をトレースして(上からなぞって)書く「練習ドリル」がついてきます。

 どの単語が何を意味するか、想像しながらトレースすることを促してみましょう。

例)UNITを学んでからドリルをしましょう。

例えば以下のドリルのように、丸で囲まれたものは中華料理かな?Chinese foodって中華料理かな?と推測しながら薄い文字をトレースします。

クイズは、ローマ字が読めたら、理解できる内容となっています。

<ドリルの画像>

学び方4)ディクテーションをさせる

・活用セクション Repeat (緑)

・字幕      オフ

 書く技能を上達するためのファイナルステップです。聞こえた英語を英語(ローマ字でもよい)に書き出すトレーニングで、特に中学生以上におすすめです。

小学生のうちは、たくさん間違えてもかまいません。

例)画面のモデル音声をきかせて、わかる文字を書かせる。単語のスペルなどは気にしない。

“What would you like?” が ”Uwa uju laik?” と書けるだけでも、音を意識して文字を書き起こす練習ができたことになります。

小学3 シャドーイング
小学5年コース